矯正治療の流れ

ご参考までに一般的な矯正治療の流れを簡単にご説明いたします。
それぞれの患者様の症状により異なりますので、あくまで目安としてご覧下さい。

初診・検査:30分~60分程度

まず、歯科医師が患者さんの悩み・治療に関する様々な疑問・心配を聞くことから始まります。
時間を気にせず、ゆっくりお話をするよう心がけております。

精密検査(レントゲン、写真撮影、歯型の採取等)を行い、患者さんに最も適した治療計画をたてます。

治療計画の説明:30分程度

精密検査を元にした治療計画について、治療方法や期間、費用や料金のお支払方法など、あらゆる面で納得して治療を受けていただけるよう、充分な話し合いを行います。
疑問に思う事など何でもお聞きください。 最終的に治療方法・期間・費用等を決定致します。

歯ブラシ指導:30分程度

治療に入る前に 治療中また治療後に虫歯や歯槽膿漏にならないよう、歯磨き指導及び口腔内清掃があります。
虫歯等がある場合には虫歯の治療を先におこなうことになります。
また、患者様によっては残念ながら歯を抜いて治療することがありますが、その場合の抜歯を必要に応じて行います。

治療開始(装置の装着):30分~1時間程度

治療の開始です。治療にかかる時間は、矯正装置を初めて装着する日は約1時間かかります。

骨格、症状は一人ひとり違いますので当然治療装置は患者様にあったものを使います。はじめは痛みや違和感を伴うことがありますが、それらは次第に薄らぎます。

歯の移動:1年半~2年半程度

平均にみておおよそ2年が一応の目安ですが、治療期間は、患者さんの顔の骨格や症状の難易度によって大きく異なります。詳しくは診断時にご説明します。
またこの間、大体1ヶ月に1回の間隔で通院していただきます。

保定:1年半~2年半程度

治療終了後、何もしないでいるとせっかく治療した良好な咬合があと戻りしてしまう事があります。
後戻りを防ぐための保定装置を装着するとともに、 歯周組織の健康を図ります。 その為にも定期的な検診が必要となります。

継続的な観察:定期的

その後の歯列の安定、お口の健康のために定期検診を行います。
永く綺麗な歯並びを保ち、いつまでも健康的でいられるようにしましょう。

【治療の目安】

治療内容:矯正装置を装着して歯を少しずつ動かし、歯並び・口元を整えていきます。
治療期間及び回数:平均的に見て動的治療期間はおおよそ2年が目安になります。/その間、1カ月に1回の感覚で通院いただき、保定期間は1年半から2年半程度/3~6か月に1度通院いただきます。
一般的な治療費概算(自費):約88万円 ※症状や矯正装置によります。

リスク・副作用:
・リテーナーを使用しないと後戻りがあります。・個人差はありますが、初めて装置を付けた時は疼痛や圧迫感などが生じます。
・治療前後の比較で稀に歯根吸収が見られることがあります。
・稀に歯が癒着していた場合、動かないことがあります。
・不正咬合の状況により、歯肉退縮やブラックトライアングルが見られる場合があります。
※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。